名前のこと。

息子には侑和（ゆうわ）と名付けました。
人を助け、人と人とを繋ぐ、心の優しい子に育ってほしい
との想いを込めて、夫と二人で考えました。

その名の通り、侑和のおかげで
私たち夫婦は、以前よりももっと互いのことを好きになりました。
侑和のおかげで
私たち夫婦は、本当に大切なものが何かを知ることができました。
侑和のおかげで
私たち家族の絆は、以前よりずっと深まりました。


侑和は本当にたくさんのものを私たちに残してくれました。
たくさんのことを私たちに教えてくれました。


結婚して妊娠したら赤ちゃんが生まれる。
その子が成長し結婚したら、父母はやがて祖父母になる。

そうして命がつながっていくことに、何の疑問も抱いていませんでした。

息を吸う。息を吐く。ご飯を食べる。排泄をする。
目が見える。耳が聞こえる。自分の足で歩ける。。。


私は知りました。

当たり前のことなど、この世に何一つないということを。

侑和が教えてくれました。


私は何不自由なく育てられ、わがまま放題の娘でした。
したいこと、欲しいものばかりの毎日でした。

今は、何事もなく無事に1日を終えられたこと、
周りの愛する人々が今日も事故なく1日を過ごせたこと、
健康でいられることただそれだけに感謝する毎日です。


きっと息子が守ってくれているんだと思います。



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