猫のゆりかご

ごあいさつ。

はじめまして yuwamamaと申します。

2006年に結婚し、翌年妊娠。
出産までの毎日、本当に幸せな日々を送っていました。

2008年5月15日、
初めての子を出産するという人生で一番嬉しい経験をした翌日、
その子を失うという人生で一番哀しい経験をしました。

息子が亡くなってしばらくの間は、誰とも会う気がしませんでした。
かろうじてメールはできても
電話で話したり、会って話すということはとてもできませんでした。
何もせず、息子の遺骨の傍らで、
ただただ息子のことだけを想いながら過ごす毎日でした。

そんなある日、友人が「誕生死」という本の存在を教えてくれました。
13名の父母が、出産前後にわが子を亡くした体験を綴った本です。

1行読む毎に涙があふれ、なかなか読み進めることができませんでした。
私と同じ想い、でも私がうまく言葉にできない想いがたくさん書かれていました。

その後、誕生死について書かれた本をたくさん読みました。
「誕生死」というキーワードでホームページを検索したりもしました。
思ったよりも大勢の方がわが子の誕生死を経験されていることを知りました。
でも、私と全く同じ状況の方はいらっしゃいませんでした。
考えてみれば、すぐに分かることでした。

私の息子は侑和(ゆうわ)だけ、侑和の母親は私だけなのですから。

誰とも話したくなかった私ですが、しばらく経つと、
息子のことを誰かに話したくてたまらなくなりました。

息子は確かにこの世に生を受け、最期まで懸命に生きました。
しかし、生まれてきた息子のことを知る人は
家族と病院のスタッフの方々だけとごく少数です。

私たちが死んでしまったら、
侑和のことを一番よく知っている私たち夫婦が死んでしまったら、
侑和のことを誰が覚えていてくれるのか?
誰が侑和のことを話題にしてくれるのか?

息子の記録を残したい。
息子のことを一人でも多くの方に知って頂きたい。
そんな思いから、このホームページを作成することにしました。

なにぶん、ホームページなど作成するなんて思いもしなかった初心者です。
少しづつ作り上げていきたいと思っておりますので、
どうぞ宜しくお願い致します。


2008.09.27



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